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大山 達也キーマスター
中村様
無事、計算が流せたようで、何よりです。
また、何か解決できないトラブル等がありましたら、
ご連絡ください。大山 達也キーマスター中村様
FAQを読んでいたつもりですが、全然私の問題と関連付けて考えることができず、大変失礼いたしました。
お気になさらないでください。
このエラーは、気を付けて構造を作成していていても起こります (私もよく遭遇します (笑))。
場合によっては開発者が想定していない構造で起こりうることもありますので、お気軽にご連絡して戴ければと思います。FAQ については、メンバー限定でなくとも見れますので、他に同様のトラブルで困っている方がおられましたら、FAQ をご紹介戴ければと思います。
大山 達也キーマスター中村様
“Invalid number of fragment electrons” は、その名の通り、
フラグメントの電荷が奇数のときに発生するエラーです。https://fmodd.jp/faq/ にもありますが、以下を確認してみてください。
- フラグメントに対し、適切に水素やプロトンが付加されているか確認する。
- リガンドおよびイオンを含む系の場合、これらの電荷を &FMOCNTRL の LigandCharge で適切な電荷を指定する。
- マニュアル分割の場合、フラグメントの電荷が適切でないか、誤った BDA および BAA が設定されていないか確認する。
大山 達也キーマスター藤原 維吹 さん
ホームディレクトリは、富岳にログインした直後のディレクトリになります。
Linux では、”~” や “$HOME” で代替して表現することも可能です。
どこにあるのかは、”echo ~” や “echo $HOME” で確認できます。先の投稿では “rm -r ~/.spack/” とありましたので、
その通りに実行すれば良いと思います。不安になるのであれば、一度、ls (-a オプションを付けると、
先頭に . を付けた隠しファイルが表示できます) で、
中身を確認すると良いです。中には cache ディレクトリがありますので、
キャッシュファイルしか無いはずです。それでも不安になるのでしたら、別名でバックアップを取ると良いでしょう。
$ cd $HOME
$ cp -r $HOME/.spack $HOME/.spack.orig
$ rm -r $HOME/.spack
失敗したと思ったら、以下のコマンドで復元できます。
$ cp -r $HOME/.spack.orig $HOME/.spack
- この返信は6ヶ月、 2週前に大山 達也が編集しました。理由: HTML コードのミス
大山 達也キーマスター伊丹さん
> 2月の計算実行時から.shファイルは変更していないので原因がわかりません。
今回の計算は、以前に実行した計算の再計算ということになるのでしょうか?実行したコマンド、実行に用いたジョブファイルの中身、ジョブファイルで指定されているファイルの有無など、もう少し、情報の提示をお願いできますか?
大山 達也キーマスター渡邉様
ありがとうございます。
ご助言戴いた内容で試してみたいと思います!大山 達也キーマスター大山です。
この値は、スタートアップ講習会や夏の学校で私が用いた値を参考にしているのかと思います。
この値は、結構前から私が使っているもので、計算環境が今ほど良くない状態で決めた値です。当時は、MOE を使わず、GROMACS で最適化した構造を FMO 計算に用いることをしていたため、GROMACS の限界まで下げた値になります。
実際に、GROMACS で最適化を行うと、計算精度の問題で、以下のメッセージがログに出力されつつ、これよりも前に終了するかと思います。
Energy minimization has stopped, but the forces have not converged to the
requested precision Fmax < 0.04184 (which may not be possible for your system). It stopped because the algorithm tried to make a new step whose size was too small, or there was no change in the energy since last step. Either way, we regard the minimization as converged to within the available machine precision, given your starting configuration and EM parameters.
この Fmax の値に合わせたと記憶しています。MD を行うためには、ここまで最適化する必要はないというご指摘は部分的には妥当です。
既に結晶構造があり、ほとんど手を加えてないのであれば、最適化はあまり必要ないと思います。
一方で、系に占める修正部分の割合が多かったり、一から構造を作製した場合、その構造の信頼性は低いため、最適化で担保する必要があります (それでも厳しいのですが)。また、近畿大学薬学部の先生は「最適化でエネルギーを安定にしすぎると、このあと後の平衡化で構造が動かなさすぎて時間がかかる」と仰っていました。
これについても、系の大きさや分子の柔軟性に依存するかと思います。
最適化が平衡化に与える影響について、私はあまり知見や証拠を持っていませんが、最適化の影響がそこまで大きく出るとは個人的には思えません。
それよりも、構造変化が見たい場合は、温度を高めに設定するか、accelerated MD で分子の柔軟性を高めるか、変性しない分子であればアニーリングを試されるのが良いかと思います。MD の計算時間の範囲は fs、ps、ns 程度であるため、実際の分子の構造変化がその範囲内に収まるかどうかも確認すべきです。シミュレーションでその範囲外の時間の構造変化を見たい場合、粗視化するか上記の温度を高めるようなテクニックが必要です。- この返信は1年、 5ヶ月前に大山 達也が編集しました。理由: BB code が機能しなかったため
大山 達也キーマスター1 についてもマニュアルの記述ミスでした。
こちらも修正しました。大山 達也キーマスターご指摘ありがとうございます。
1 については、ABINIT-MP のバージョンによって異なるようです。どのバージョンで 10 になるのか、16 になるのかを調査中です。
2 と 3 は、マニュアルの記述ミスです。修正します。
大山 達也キーマスター「チュートリアル&セミナー」ページの 2023/06/23 までの更新情報は以下のとおりです。
2023/06/19 スタートアップ講習会2023 第4回目のページに配布資料、講義動画を追加しました。
2023/06/12 スタートアップ講習会2023 第3回目のページに配布資料、講義動画を追加しました。
2023/06/08 スタートアップ講習会2023 第2回目のページに配布資料、講義動画を追加しました。
2023/06/01 スタートアップ講習会2023 第1回目のページに配布資料、講義動画を追加しました。
2023/05/26 スタートアップ講習会2023 を追加しました。- この返信は1年、 6ヶ月前に大山 達也が編集しました。
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